今、国際的にクオラ(Quora)とツイッター(Twitter)、そしてフェイスブック(Facebook)のような有名SNSを通じた中国の大規模な宣伝戦がますます加熱している。 中国の人口が15億とはいえ、そのうち英語が上手な人がどれだけいるかは分からないが、今、あらゆるメディアで氾濫している中国側のメッセージは、まさに韓国戦争当時の中国共産軍の「人海戦術」を見ているようだ。
彼らが吐き出す親中メッセージはただ盲目的な中国の称賛にとどまらず、米国をはじめとする西側国家の人権問題と「帝国主義的形態」を非難している。 ところが笑わせるのは、彼らが「表現の自由」を主張して自分たちの攻撃的なメッセージを吐き出すまさにそのメディアが、概していざ中国では接近できないメディアだという点だ。 中国人たちが自国ではあえて口を開くことができない「表現の自由」をこれら西欧メディアでむやみに叫ぶのだから、本当に見ものだ。
「米帝国主義」を非難するこれら紅衛兵たちは中国がチベットと新疆地域はもちろん台湾を占領することを積極的に支持する。 さらに、この過激な中国人たちが今、南シナ海の大部分は中国の地であり、韓国と日本も自分たちの地だと叫ぶのを見ると、いったい彼らが憎悪するという「帝国主義」の概念が何なのか気になる。
少なくとも1980年代までは、中国はいわゆる「平和5原則」を積極的に支持する国だった。 今、中国人たちはおそらく忘れてしまっただろうが、「平和5原則」は1954年、中国の朱恩来(チュ·ウンレ)首相とインドのネルー首相が国際紛争について互いに約束した5項目の原則だ。 これは次のような原則をいう。
領土·主権の相互尊重
相互不可侵
内政不干渉
平等と互恵の原則
平和的共存
今、中国があらゆる領土紛争を起こし、アジアで武力デモをすることは、過去に朱恩来氏が強調した「平和5原則」に真っ向から反する暴挙であり、破廉恥な帝国主義的策動だ。 過去、中国が西側諸国に対して唱えた「平和5原則」はどこへ行き、領土拡張に目が血走った帝国主義的策動だけが残っているのか? 左派の言葉の変更と記憶歪曲は、彼らの「従特」のようだ。